今日矯正装置には大きく分けてマウスピースタイプ(インビザライン)と従来のワイヤータイプが御座います。
私は矯正治療を約40年、その内マウスピースタイプを約17年経験して参りました。
当初はマウスピースタイプを使って出来る症例は簡単な症例に限られていました。
しかし現在では余程の難症例を除き殆どの症例をカバー出来るようにマウスピースタイプの装置も進化して参りました。
他の医院のホームページを見ますとマウスピースタイプの装置は装着していてもワイヤー装置と比べ目立たず、歯ブラシもし易く、装着時の違和感も余りなく利点が多いと言う風に良いことばかり上げてますが一つ大きな盲点が有ります。
それはこの装置を使っての治療は患者様がキッチリ装着時間を守り、チューイーと呼ばれるゴムチューブを毎日しつかり噛むと言う約束事が守れるかと言う事です。
ハッキリ言いますが自分に厳しく出来る自信の無い方は使用すべきでは無いという事です。(上手く治らないからです。)
そういう方はワイヤー治療がオススメです。
マウスピースタイプの矯正治療は患者様自身が行うのに対しワイヤー矯正治療はこちらが全部行います。
その辺が両装置の選択基準になるかと思います。