光加速矯正装置PBMってどの様な物なんですか?

PBM Healing社はアラン・クォン・ヒン博士によって過去20年間光治療装置を研究開発した結果、2019年に設立された、香港を拠点とする企業です。

マウスピース矯正治療はワイヤー矯正治療ほど患者様に負担を与えないものであり、なるべく早く治療を終わらせたいと思うのは多くの患者様の希望です。

PBM光加速矯正装置はフォトバイオモジュレーション(近赤外線を用いた治療)を利用した治療装置でマウスピース矯正インビザラインと併用することで、歯根を吸収される事なく歯の移動促進や治療期間の短縮、痛みの軽減が期待できます。

この治療法は医科の治療では以前から用いられている治療で、豊富なエビデンス(科学的根拠)があります。FDA(アメリカ食品医薬品局)認証済、MDD(欧州医療機器指令)認証済の安全な医療機器ですので、安心して装置を利用していただくことができます。  

1 日に上顎に5分、下顎に5分と付属のマウスピースから出る光を照射するだけで骨代謝が活性化されて今までよりも早く歯を移動させる事が可能となる画期的な装置です。

PBM光加速矯正装置の波長(850nm)近赤外光は、細胞の主要なエネルギー源であるATP、細胞の修復に関わる活性酸素、組織への血流を増加させる一酸化窒素に影響を与えます。その影響によって、骨代謝が亢進し、歯の移動の促進痛みの軽減に効果があるとされています。

なぜPBM光加速矯正装置で矯正が早く終わるのですか?

当医院では通常1ヶ月に2枚(2週間交換)のマウスピースを使用する所、5日交換にすると1ヶ月で6枚のマウスピースを交換する事が可能となり、1ヶ月に3倍の量のマウスピースを使用する事が可能となる為、期間が1/3に短縮されます。

PBM光加速矯正装置は次の様な方に最適です。

  • 出来るだけ来院回数を減らしたい
  • 矯正治療の痛みを軽減したい
  • 矯正装置をなるべく早くはずしたい
  • 結婚式や入学式など特別な日までにキレイな口元になりたい

PBM光加速矯正装置のメリット、デメリット

光加速矯正装置のメリット

矯正の治療期間を最大1/3に短縮

 マウスピース交換サイクルですが通常当院では2週間に一度交換するのですが、PBM光加速矯正装置を使用することで5日で交換が可能になります。

その為通常1年かかる治療であれば、4ヶ月程度で治療が終わると言う事になります。
※短縮期間は個人差があります。

矯正治療による痛みを軽減

PBM加速矯正装置の光(近赤外線)照射には、炎症を抑制し、痛みを軽減する働きがあります。これにより、マウスピースを装着した際の歯の移動時などの痛みを軽減することが期待できます。

光加速矯正装置のデメリット

治療費以外に別途費用がかかる

歯科矯正は基本的に保険適用外の治療となります。PBM光加速矯正装置を使用する場合、別途費用がかかります。

使用に手間がかかる

当院では一日上顎に5分、下顎に5分と合計10分の使用ですがこれを毎日欠かさず使用して頂かないと効果が出ません。

その辺が少し面倒かと思われます。