歯並びは遺伝と生活習慣、どちらが影響するの⁉️ | 大阪で矯正歯科40年の「橋本矯正歯科」 | 出っ歯、インビザライン、歯列、叢生矯正(八重歯、ガタガタ)、親知らず抜歯

「自分や子どもの歯並びは、親からの遺伝が原因なのか？それとも生活習慣のせいなのか？」

と疑問に感じたことはありませんか？

歯列矯正を考えている方や、お子さんの成長を見守る保護者にとって、歯並びの原因を知ることはとても大切です。

今回は、「歯並びに影響する遺伝」と「生活習慣」の両面から、歯列不正の原因を詳しく解説します。

さらに、歯並びを改善・予防するために今日からできる対策も紹介します。

歯並びに関係する「遺伝」の影響とは？

歯並びには遺伝的な要因が大きく関係していることが知られています。

以下のような特徴は、親から子どもに遺伝する可能性があります。

顎の骨格は遺伝の影響を受けやすく、顎が小さいと歯が並ぶスペースが足りず「叢生（歯の重なり）」が起こりやすくなります。

逆に顎が大きすぎると、歯と歯の間にすき間ができる「空隙歯列（すきっ歯）」の原因になります。

歯の大きさも遺伝で決まります。

大きな歯と小さな顎の組み合わせは、歯並びを悪くするリスクを高めます。

上下の顎の発達バランスも遺伝します。

「出っ歯（上顎前突）」や「受け口（下顎前突）」といった噛み合わせのズレは、親から子どもに受け継がれることがあります。

遺伝はあくまでも「歯並びの傾向」に影響するだけで、歯列不正が必ず起こるわけではありません。

生活習慣や環境によって、歯並びは大きく変わる可能性があります。

成長期の子どもにとって、日常の癖や習慣は歯並びや顎の発達に深く関係します。

以下のような生活習慣には注意が必要です。

2歳を過ぎても続く指しゃぶりやおしゃぶりは、前歯を前に押し出し、出っ歯の原因になることがあります。

アレルギーや鼻炎によって口呼吸が習慣化すると、舌の位置が下がり、上顎の発達が妨げられます。

これにより、歯列不正や顔つきの変化が生じる場合もあります。

頬杖や片側だけで寝る癖は、顔や顎に一方的な圧力を与え、顎の歪みや歯並びのズレを引き起こします。

柔らかい食事や片側ばかりで噛む癖は、顎の発達バランスを崩す原因になります。

しっかり噛んで食べる習慣が、健康な歯並びを支えます。

結論として、遺伝と生活習慣の両方が歯並びに大きく影響すると考えられています。

歯科矯正専門医の多くは、「遺伝と生活習慣の影響はおおよそ50：50」と言及しています。

つまり、親から受け継いだ骨格という“土台”に、生活習慣という“育て方”が合わさって、最終的な歯並びが決まるのです。

歯並びの形成は、乳幼児期からの生活習慣で大きく変わります。

以下のポイントに注意することで、歯列不正を予防することが可能です。

歯並びは「遺伝」だけで決まるわけではありません。

成長期における生活習慣の積み重ねが、きれいな歯列をつくるカギとなります。

お子さんの歯並びに不安がある場合や、自分の歯列について悩んでいる場合は、早めに歯科医院を受診してアドバイスを受けましょう。

毎日の小さな習慣が、未来の美しい笑顔を育ててくれます。