歯科金属に使われている、イリジウムでアレルギーをおこすので詰め替えたいのですが、セラミックかプラスチックで迷っています。
10本くらいあるので保険のきくプラスチックにしたいのですが、変色などを考えると、セラミックのほうが良いのかと思っています。
他にプラスチックのデメリットがあれば教えてください。
よろしくお願いいたします。
こんにちは!橋本歯科医院 院長 橋本光悦(みつよし)です。
お便りありがとうございます。
保険で使われているレジン(プラスティック)は日々の歯ブラシによる磨耗や、吸水性も有る為変色しやすく、又咬合による磨耗等様々な欠点もありますが、安価で何とか見た目の回復は出来るような素材です。
それに比べポーセレンは瀬戸物である為、上記のような欠点は無いのですが、高価であると言う事です。
しかし長い目で見ると1本10万円かけても20~30年以上使えば十分価値はあると思います。
ポーセレンは自然の歯に色を合わせやすく、つるつるしている為、ヤニ等の付着物もほとんどつかず、ずっと綺麗なまま使用できるのが嬉しいですね。
歯垢染色液等で染色してもほとんどプラークの付着は認められません。と言う事は歯周病等にもかかりにくいとも言えるのではないでしょうか。
いろんな意味で費用は高くても価値のある物なのです。
保険の物だと気になさる方でしたら、色が3年ぐらいで周りの歯とはかなり違ってきますから、3年周期で交換と言う事になります。
その辺を考慮されてどういったものを入れるかご検討下さい。